こちらは少し技術的な内容ですので、ご興味のある方のみご覧ください。

 

とあるクライアント様のサイト構築をお手伝いしていた際に、CPIサーバ設定にかなりの時間を要したため、備忘録を記載します。なお、この記事はあくまでも備忘録であり、本件に関する問い合わせには応じることはできない旨、ご理解ください。

 

■直面した課題
WordPressをルートディレクトリではなく、その下層の「wordpress」ディレクトリで作成していたため、アドレス末尾が「/wordpress」となっていました。アドレスから「/wordpress」を除く際、404等の多くのエラーメッセージが現れました。

(また、平行して、SSL認証をサイト構築後に行うこととなったため、「http」⇒「https」への変換作業を進めていました。)

 

■対応
試したことを時系列で記載します。

・Wordpress設定画面を開き、「一般」タブからサイトアドレスを「/wordpress」無しに変更する。(削除する)

その際Wordpressアドレスは変更しない。(「wordpressアドレスを変更したら解決した」といったコメントを見たものの、もしやっていたら、、、とぞっとしています。)

 

・FTPソフトを用いて、wordpressディレクトリ内にある「index.php」ファイルと、「.htaccess」ファイルをダウンロードする。

 

・ルートディレクトリ(CPIの場合はhtmlディレクトリ)に「index.php」ファイルと、「.htaccess」ファイルをアップロードし、それぞれ下記の通り修正する。

「index.php」
末尾にあるアドレスに「/wordpress」を追加する。

「.htaccess」
「Options +SymLinksIfOwnerMatch」と記載する。
記載した箇所は、http⇒httpsのリダイレクト用コードとWordpress用コードの間に記載した。

 

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} !=on [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>

Options +SymLinksIfOwnerMatch

# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ – [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>

# END WordPress

 

・Wordpressのパーマリンク設定を投稿名orカスタム(投稿名とID)とした上で保存した。

 

■感想
この他に、セキュリティ状況等の確認など、あらゆる観点での確認を行っています。
とても苦戦しましたが、様々な学びを得る機会でもありました。

CPIのスマートリリースは大変便利な機能ですので、ぜひ活用してみて下さい。

同じカテゴリの記事はこちら

Divi Layers View : Diviにとても便利なレイヤーパネル機能が加わりました

Divi Layers View : Diviにとても便利なレイヤーパネル機能が加わりました

WordPress の海外テーマ Divi 、実際のWebサイトイメージを見ながら直接編集できることができる、とても便利なテーマです。そして、レイヤータイプでの編集も可能。さらに今回「 レイヤーパネル 」という機能が加わり、実際のWebサイト画面を見ながらレイヤーでの編集ができるようになりました。

WordPress テーマ divi : アニメーション 機能が進化、スクロール対応OK♬

WordPress テーマ divi : アニメーション 機能が進化、スクロール対応OK♬

ウェブサイトを見る時に、ページを上下にスクロールすると、横からキャラクターが出てきたり、背景がゆっくりと流れたりと、様々に反応するサイトがありますよね。WordPress テーマ divi ならば、この アニメーション 効果をとても簡単に作ることができます。少し詳しく使い方をご紹介します。

Divi:ポジショニング機能が大幅強化!

Divi:ポジショニング機能が大幅強化!

WordPress テーマ Divi はとても便利なWebページ作成ソフトウェアなのですが、いくつか扱いが難しい点がありました。その中の一つは ポジショニング 機能です。文字/写真/その他要素を希望する 位置 に設定するにはちょっとしたコツがいりました。しかし、今回の機能UPで大きく進化しています。