学生の頃に、とある大学の商学部に在籍していました。ビジネスのこと、経済のこと、法律のこと等がとても「面白い」と感じ、楽しく学んでいました。社会人になってからも、重めの経済書や、海外の論文なんかを楽しみながら読んでいます(変わっていますね (^^; 、奥さんからもそう言われます)

そんな私の一つの夢は、今は幼い娘たちが社会人になるような頃に、私が大好きな商学/経済学の魅力をちょっとだけ感じてもらうことです。まあ、たぶん、その夢は叶わないとも感じていますが(笑) お友達とのおしゃべり、彼氏君とのデート、楽しい映画や好きな音楽、そんな中に「経済」が入るイメージが持てないですね。

でも、そんな夢に向けて、今の世の中で起こっている商学や経済学に関係することを、未来の娘たちに語るような感じで説明していこうと思います。難しい言葉はなるべく使わず、そして、「へぇ~、ちょっと面白いかも」なんて思ってくれるような内容になるように、お父さん頑張っていきますね。

 

前置きが長くなりました。では、今回の話を始めますね。
電気自動車の会社: テスラ / Tesla」についてです。

目次

 

・はじめに

・テスラの電気自動車

・経営者のイーロンマスクさんって何者?

・トヨタを超えた?

・株価が高すぎる?

・おわりに

はじめに

日本の超一流企業のトヨタ、そのトヨタを時価総額で上回った時期のある電気自動車のベンチャー企業が米国の テスラ/ Tesla です。

 

イーロン・マスクさんという有名な方がCEOです。「少し聞いたことはあるけれど、あまり知らないなぁ」という方に向けて、ちょっと詳しく解説しますね。

お時間ある時に雑誌としてどうぞ

20年6月の米国雇用統計

他のカーメーカーと違い、モデルを思いっきり絞っています。テスラ・ロードスター 、モデルS、モデルX、モデル3、モデルYのみ。

それぞれ少し紹介しますね。

 

ロードスター

スポーツカータイプの電気自動車です。カッコいいですね♫

モデルS

こちらはセダンタイプの車です。

モデル3

小型で低価格な5人乗りセダンです。

公式Tweetより、低価格といっても十分カッコイイです。

モデルY

2019年に発表されたコンパクトSUV、最大7人乗れます♫

 

納品開始時に公開された動画、電気自動車の加速の強さを感じさせる映像ですね。

このような電気自動車を作る企業の経営者の方、実はなかなかの有名人なんです。 ⇨下へ

20年6月の米国雇用統計経営者のイーロン・マスク氏って何者?

IT系の企業を創業/売却し、1999年にはX.com社(後のPayPal)を起業、2002年にスペースX社を起業、その後テスラ社に投資し会長兼CEOになった方です。

 

 

ちょっと固いので、くだけた話に移りますね。

 

安倍晋三元首相はアメリカのテスラ社に訪問されています。この動画での話し方等を見ると、とても親しみやすそうな感覚を持ちますね^ ^

ちなみに、日本のラーメン二郎に行かれたことがあります。こちらは、イーロン・マスク氏の公式ツイッターでの呟きです(^^)

その後のインタビューで「自動販売機で食券買って食べたんだ。すごくおいしかった!」とニコニコと話されてました。この動画を見て、イーロンマスク氏にとても親近感を持ちました(笑)

トヨタを超えた?

企業価値の尺度は様々ですが、一つの尺度は時価総額です。その時価総額で今年の夏にトヨタを超え、車メーカーの中で世界一の時価総額となりました。(最近は乱高下してますが…)

2010年に上場した後、こんな形で右肩上がりとなり、2020年の夏にトヨタを抜きました。特に2020年の伸びがすごいですね。

 

出典元:iPhone株価アプリより

でも、この急な株価向上、少しいろいろな意見があります。

株価が高すぎる?

こちらは、2020Q2の決算資料です。

画像出典元:公式サイトIRページ

こちらのRevenueという箇所が売上ですが、3ヶ月で約5,000億円程の売上が続いていて、直近はそこまで大きく成長しているわけではありません。当期利益については最近の年間決算では、日本円で約800億円強の赤字でした(8億6,200万ドルの赤字)。同時期のトヨタの当期利益は2兆761億円ですので、現時点ではトヨタの方がとても優秀です。

 

そして、車の販売台数としては、2019年で見るとテスラが約36万台に対して、トヨタは1,074万台と30倍も多くの車を売っています。

 

 

じゃあ、何でテスラがトヨタと同じくらいの時価総額となるの?

それは、多くの人々が今のテスラを見て株式を購入しているのではなく、将来加速度的に成長し、利益を生むテスラを期待しているためです。

つまり、「テスラもAppleやAmazonのようになるだろう」と思っている人が多いんです。

 

テスラはバッテリーによる電動自動車のみを扱っています。そして、それにこだわっています。他の車メーカーはガソリン車も販売しているため、電気自動車を売ればその分だけ、自社のガソリン車が売れなくなってしまうデメリットを抱えますが、テスラにはそんなデメリットがないため、ドンドン攻めることができるという面白いポジションにいます。

 

これって、AppleがiPhoneやiPadでタッチ動作にこだわり、物理キーで成功していた企業を駆逐したことや、Amazonが電子決済/配送や使いやすいクラウドにこだわり、書店やデパートやITベンダーを引き離した構図と、ちょっと近しいところがありますよね。

 

そして、イーロンマスク氏は「テスラはエネルギー企業である」とコメントしている通り、実は車以外にも太陽光発電の蓄電池や、法人向けの大容量の蓄電池などのビジネスも行なっています。車メーカとしての基準で見ると、少し見誤るとされています。

 

今の高い株価が下がってしまうのか、それとも人々の期待通りに成長していくのか、これからも注目の企業です。

(私自身は、各種財務諸表を見るかがりは、やっぱり今は少し高すぎるから、ちょっと調整が入るかなぁ、なんて思ってしまいます考え方が古いんですかね笑。あ、もちろん投資は自己判断でお願いします ^^; )

おわりに

最後は少し経済寄りの話で、ちょっと固い内容となってしまいましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

「テスラのこと、なんか少し分かった気がする」なんて思ってくださると嬉しいです。

 

とっても興味深い企業です♬

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